コラム
アメリカへ行って一番驚いたことは、日本人以上に足の悪い方が多かったこと。そして、その足が原因で、ひざ・腰・首、いずれも多くの人がそこに痛みなどの問題を抱えていたことです。特に、足が悪くてそれが足の不安定を首が補っているということを、まだまだ知られておらず、文化の進んだアメリカ・ヨーロッパ人でさえ、東洋医学だかハリだとか、あるいはアロマテラピーなどに逃げてしまっていた。
重力とのバランス医学というものをあまりにも理解していないことにも驚きましたし、医学が進歩せずにある一定の水準でストップしてしまっていることにとても残念に感じています。
そして多くの方が、何をすればいいのかと、どうすれば治すことが出来るのか悩んでいることを実感がしました。
これは日本よりもアメリカ人の方がより多く悩んでいて、そして何かを探しているという意欲があることを感じました。それが今、東洋医学的なことに向かっているんではないかと思います。
講演が終わってから、一人、一人、足を診せてもらいました。
全部で80名の足を診たところ、やはり日本人より靴の文化が長いせいか、非常に多くの人の足に外反母趾がありました。
そしてもう一つ、アメリカでもまだ発見していない、指上げ足や浮き指―
―親指が外側に90度以上反ってしまう人ですね。
そういう人たちに質問したところ、やはり同じように首の問題があり、そこから自律神経失調症、うつ、パニック症などを訴える人が非常に多かった。
その中で一番思ったことは、この新しい考え方、あるいは第三の医学として重力とのバランスをとっていかなければならない。そういう考えを世界に広めるという、新たな使命感というようなものをとても感じた。
ロサンゼルスの公演風景
